「以前に比べて、新患の問い合わせが減った気がする」
「ホームページはちゃんとあるのに、なぜか予約に繋がらない」
そんなふうに感じている院長先生、実は少なくないんです。
「とりあえずSNSを始めてみる」「広告を出してみる」。集患がうまくいかないとき、思いついた施策から手をつけてしまいがちです。
ですが、本当の原因がどこにあるのかを整理しないまま施策を増やしても、労力の割に結果が出にくいものです。
今回は、新患が増えないときに、まず何を確認すればいいのか。原因ごとのチェックポイントを整理してご紹介します。

①新患が増えないとき、まず何を確認するか

患者様が医院にたどり着くまでの3段階
患者様が医院にたどり着くまでには、いくつかの段階があります。
大きく分けると、「見つけてもらえているか」「見つけてもらえたうえで、選んでもらえているか」「選んでもらえたうえで、実際に予約まで進んでもらえているか」という3つの段階です。
新患が増えない原因は、この3つのどこでつまずいているかによって、対策がまったく変わってきます。
そもそも検索やGoogleマップで見つけてもらえていないのか。見つけてもらえてはいるけれど、ホームページや口コミの印象で他院を選ばれてしまっているのか。それとも、興味を持ってもらえたのに、予約の手間で離脱されてしまっているのか。
まずはこの3段階のどこに課題がありそうか、当てはめて考えてみることが出発点になります。
施策を整理せずに始めると遠回りになる理由
ここを整理せずに施策を選んでしまうと、たとえば「見つけてもらえていない」ことが課題なのにInstagramの投稿だけを頑張ってしまう、といったすれ違いが起きやすくなります。
Instagramでの発信は、すでに医院を知っている方との関係づくりには向いていますが、まだ医院の存在を知らない方に見つけてもらう、という点では検索やMEO対策ほどの力はありません。
どの施策が、今の課題に対してどれだけ効くのかを理解したうえで選ぶことが、遠回りを防ぐポイントになります。
②見つけてもらえていない場合:Googleマップ・検索

Googleビジネスプロフィールの登録内容を確認する
「渋谷 歯医者」のように地域名と一緒に検索したとき、Googleマップの上位や検索結果に医院が表示されているか。
ここでまず見つけてもらえていなければ、どれだけ良い診療をしていても、比較の土俵にすら上がれません。
見つけてもらえているかどうかは、実際にスマートフォンで検索してみると分かります。
Googleビジネスプロフィール(Googleマップに表示される店舗情報)の登録内容が古いまま放置されていないか、診療時間や休診日に誤りがないか、まずはそこから確認してみてください。
ここが整っていないケースは、思っている以上に多いものです。
ホームページ自体が表示されにくくなっていないか
また、ホームページ自体が検索結果に表示されにくくなっている、というケースもあります。
診療内容のページが少ない、更新が長く止まっている、といった状態が続くと、検索エンジンから見て「情報が薄いページ」と判断されやすくなってしまうもの。
すぐに大きく手を加える必要はありませんが、少しずつ情報を増やしていく意識は持っておきたいところです。
③見られているのに選ばれない場合:口コミ・写真・HP

口コミの件数・返信・院内写真
検索結果やマップには表示されているのに、他院を選ばれてしまう。
この場合は、「見つけてもらえた後の印象」に課題があることが多いです。
口コミの件数や内容、院内の写真の雰囲気、ホームページに書かれている情報量。患者様は、実際に来院する前に、こうした情報から医院の様子を想像しています。
同じような診療内容の医院が並んでいる中で、「ここなら安心して通えそう」と感じてもらえるかどうかが、選ばれるかどうかの分かれ目になるんです。
特に口コミへの返信の有無や、院内の写真が更新されているかどうかは、見られている割に見落とされがちなポイントです。
ホームページの情報量
ホームページについても、「診療科目が並んでいるだけ」になっていないかは見直したいところ。
初診の流れや、費用の目安、院長先生やスタッフの雰囲気が伝わる情報があるだけで、患者様が感じる安心感はずいぶん変わってきます。
すべてを一度に整える必要はなく、まずは患者様がよく見ていそうなページから少しずつ手を入れていくくらいで十分です。
④問い合わせはあるのに予約にならない場合:予約方法・導線

予約の手間(電話のみ・フォーム項目数)
ホームページへのアクセスや電話の問い合わせはあるのに、実際の予約になかなか繋がらない。
この場合は、興味を持ってもらった後の「行動のしやすさ」に課題があることが多いです。
電話でしか予約を受け付けていない、予約フォームの入力項目が多すぎる、診療時間内にしか問い合わせできない。
こうした小さな手間の積み重ねが、患者様の「また今度でいいか」につながってしまうことがあります。
特に、仕事帰りや休憩時間にホームページを見ている患者様にとっては、電話をかける心理的なハードルは意外と高いもの。オンラインで完結する予約手段があるかどうかは、見直す価値のあるポイントです。
問い合わせへの返信スピード
もうひとつ見落とされがちなのが、問い合わせへの返信スピードです。
夜間や休診日に届いた問い合わせへの返信が翌々日になってしまう、といったことが続くと、患者様がその間に他院へ問い合わせてしまうことも。
すぐに全て対応するのは難しくても、「いつまでに返信するか」の目安を決めておくだけでも、取りこぼしは減らせます。
⑤課題に応じて、どの施策を優先するか

3段階ごとの優先施策まとめ
ここまでの3段階に当てはめてみると、医院ごとに課題のありかは異なることが分かるかと思います。
見つけてもらえていないのであれば、Googleビジネスプロフィールの整備や検索対策から。見つけてもらえているのに選ばれないのであれば、口コミや写真、ホームページの内容の見直しから。予約に繋がらないのであれば、予約導線の見直しから、という具合です。
大事なのは、思いついた施策から手当たり次第に始めるのではなく、今どの段階でつまずいているのかを先に整理すること。
そのうえで、優先順位をつけて取り組んでいくことが、結果的に一番の近道になります。
次に読むとよい記事
「見つけてもらえていない」ことが課題だと感じた方は、Googleマップでの見え方について。「見られているのに選ばれない」ことが気になる方は、ホームページや口コミについて。
それぞれ、より詳しく整理した記事も別途ご用意していく予定です。
まずは、ご自身の医院がどの段階でつまずいていそうか、当てはめて考えてみてください。
DEEMが歯科医院様の集患をお手伝いする中でも、まずはこの3段階のどこに課題があるかを一緒に整理するところから始めることが多いです。医院によって強みも課題も異なるからこそ、最初のヒアリングを大切にしています。
現在の集客状況を伺い、取り組むべき施策を一緒に整理します。
「新患を増やしたい」「Googleマップからの集客を強化したい」など、医院ごとの課題に合わせてご提案します。

