「Googleマップで自分の医院を検索してみたら、なかなか出てこなかった」
そんな経験をしたことがある院長先生、実は少なくないんです。
前々回、新患が増えない原因を3段階に分けて整理したとき、多くの医院がまずつまずくのが「見つけてもらえているか」の段階だとお伝えしました。今回は、その中でも特に影響の大きいGoogleマップでの見つかりやすさについて、原因と見直したい項目を具体的に掘り下げていきます。
実際にDEEMがヒアリングする中でも、「登録はしているはずなのに検索しても出てこない」という相談は少なくありません。原因の多くは複雑な技術的な問題ではなく、日々の運用の中で見直す機会がなかった、という単純な理由であることがほとんどです。

①なぜGoogleマップで歯科医院が見つからないのか

検索順位が上がらない主な理由
Googleマップの表示順位は、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに表示される店舗情報)の登録内容や、口コミ、投稿の活発さなど、複数の要素の組み合わせで決まります。どれか1つが完璧でも、他の部分が手薄だと、思うように上位表示されないことがあります。
Googleが公式に示している評価軸として、距離・関連性・知名度という3つの観点があります。中でも口コミや写真の充実度は、この「知名度」を判断する材料のひとつとして扱われていると考えられています。
多くの場合、「登録はしたけれど、その後ほとんど手を加えていない」状態が原因になっています。開業時に登録して以来、情報を見直していない医院は珍しくありません。
同じ地域に歯科医院が多いほど、この差は表れやすくなります。近隣に何院もある中で、情報が整っている医院とそうでない医院が並んでいれば、患者様の目にはその差がそのまま「信頼できそうかどうか」の判断材料として映ってしまいます。
よくある思い込みと実際の違い
「うちは何年も診療しているから、自然と上位に出るはず」と思われがちですが、実際には診療年数そのものは直接の評価要素ではありません。むしろ、直近の口コミや写真の更新頻度など、「今も活発に運営されているか」を示す情報の方が影響しやすいというのが実情です。
「一度登録すればずっとそのままでいい」という思い込みも、よく見られる誤解のひとつです。検索エンジンも患者様も、更新されている情報を優先して見る傾向があります。
②まず確認したい:プロフィール情報の基本

診療科目・住所・診療時間の正確性
移転や診療時間の変更があったのに、Googleビジネスプロフィール側の情報が古いまま、というケースは意外とよくあります。患者様が「今開いているはず」と思って来院し、実際には休診だった、という食い違いは信頼を損なう原因にもなります。
こうした食い違いは、一度悪い体験として記憶されると、口コミにも反映されやすくなります。些細な情報のずれが、結果的に評価にまで影響してしまうこともあるのです。
診療科目の登録も見直したいポイントです。対応している自由診療や専門分野が登録されていないと、その分野で検索している患者様に見つけてもらえません。
カテゴリ設定の見直し
「歯科医院」という大きなカテゴリだけでなく、「矯正歯科」「小児歯科」など、力を入れている分野のカテゴリも追加できる場合があります。検索する患者様の言葉に近いカテゴリを設定しておくことで、見つけてもらえる機会が広がります。
カテゴリは複数登録できる場合もありますが、実態とかけ離れたカテゴリを追加しすぎると、かえって医院の専門性が伝わりにくくなることもあります。あくまで、実際に力を入れている診療内容に沿って選ぶことが大切です。
③意外と見られている:写真と投稿

写真の枚数と更新頻度
院内の写真が数枚しかなかったり、開業当初のまま更新されていなかったりすると、患者様が抱く印象も古びたものになってしまいます。待合室や診療台、スタッフの様子など、今の医院の雰囲気が伝わる写真を、少しずつでも追加していくことが大切です。
目安として、季節ごとや設備を新しくしたタイミングなど、節目ごとに数枚ずつ追加していくくらいで十分です。一度に大量の写真を用意しようとせず、無理のない範囲で続けることを優先してください。
「投稿」機能の活用
Googleビジネスプロフィールには、お知らせやキャンペーンを投稿できる機能があります。活用している医院はまだ多くありませんが、定期的に投稿している医院ほど「今も動いている医院」という印象を与えやすくなります。
たとえば、休診日のお知らせや、新しく導入した設備の紹介など、ちょっとした内容で構いません。特別なスキルがなくても、スマートフォンから数分で投稿できる手軽さも、続けやすいポイントの一つです。
④信頼を左右する:口コミとその返信

口コミの数と星評価
口コミの件数や評価は、患者様が医院を比較する際に真っ先に目にする情報のひとつです。件数が極端に少なかったり、しばらく新しい口コミが付いていなかったりすると、それだけで候補から外されてしまうこともあります。
口コミを増やすといっても、無理にお願いしたり、特典と引き換えに依頼したりする必要はありません。会計時に「よろしければ感想を聞かせてください」と一言添えるだけでも、自然に口コミが増えていく医院は多いものです。
返信の有無・スピード
見落とされがちですが、口コミへの返信も重要なポイントです。良い口コミにも丁寧に返信している医院は、それだけで「患者様と向き合っている」という印象を与えられます。返信がまったくない状態が続いていないか、一度確認してみてください。
厳しい内容の口コミがついた場合も、感情的にならず、事実を丁寧に伝える返信を心がけることで、かえって「誠実な医院だ」という印象につながることもあります。
⑤どこから手をつければいいか

優先順位の付け方
すべてを一度に直そうとすると負担が大きいので、まずは「情報が古くなっていないか」の確認から始めるのがおすすめです。住所・診療時間・診療科目といった基本情報にずれがないか、次に写真、口コミへの返信、という順番で見直していくと、無理なく進められます。
基本情報→写真→口コミへの返信、という順番を意識するだけでも、限られた時間の中でどこから手をつければいいかが見えやすくなります。一度にすべてを完璧にする必要はありません。
見直しを始めてすぐに順位が大きく変わるとは限りませんが、数週間から数ヶ月かけて、少しずつ検索結果での見え方が変わっていくケースは多く見られます。焦らず、継続することを意識してみてください。
自分でできること・DEEMに相談できること
基本情報の修正や写真の追加は、院内で対応できる範囲です。一方で、口コミを増やすための仕組みづくりや、継続的な投稿運用は、手が回らずに後回しになりがちな部分でもあります。
特に、日々の診療で忙しい中では、月に一度見直す時間を確保すること自体が難しいと感じる医院も多いはずです。そうした場合は、無理に自院だけで抱え込まず、外部に任せる範囲を決めておくのも一つの方法です。
DEEMでは、Googleビジネスプロフィールの現状を確認するところから、どこを優先して整えるべきかをご提案しています。「まず自院の状態を見てもらいたい」という方は、お気軽にご相談ください。
現在の集客状況を伺い、取り組むべき施策を一緒に整理します。
「新患を増やしたい」「Googleマップからの集客を強化したい」など、医院ごとの課題に合わせてご提案します。

