「毎月同じように集患施策を続けているけれど、季節によって力を入れるポイントを変えた方がいいのだろうか」
一年を通して同じ発信を続けていると、内容がマンネリ化してきたと感じることもあるかもしれません。
こうした疑問を持つ院長先生も少なくありません。今回は、歯科医院の集患において、季節や時期によって意識したいポイントが変わるのかどうかを整理していきます。
これまでお伝えしてきた施策は、基本的に年間を通じて継続すべきものです。ただし、時期によって患者様の関心や行動が変わる部分もあり、それに合わせて発信内容を調整することで、より効果的な集患につながります。
DEEMにご相談いただく中でも、「毎月同じような内容ばかりで発信のネタが尽きてきた」という声をよく伺います。季節という切り口を持っておくだけで、発信の幅は大きく広がります。

①患者様の行動が変わる時期

新生活シーズン(3月〜4月)
進学や就職、転勤などで生活環境が変わる方が多いこの時期は、新しい歯科医院を探す方が増える傾向があります。「新生活を機に歯医者を探している」という患者様に向けて、アクセスの良さや初診の受け入れやすさを発信するとよいタイミングです。この時期は特に、Googleマップでの見つかりやすさが結果に直結しやすいため、基本情報の見直しも合わせて行っておくと効果的です。
夏休み・冬休み(7月〜8月、12月〜1月)
学校が長期休暇に入るこの時期は、お子様の矯正相談や、普段忙しくて通えない方の来院が増えやすい傾向があります。ファミリー層や学生向けの発信を強化するのに適した時期です。学校が始まる前に治療を終えたいという保護者の方も多く、この時期に矯正相談の告知を強めることで、反応が得やすくなる傾向があります。
②季節ごとの発信ネタ

春:新生活・花粉症と口腔ケア
新生活の話題に加えて、花粉症の時期は口呼吸による口腔内の乾燥が話題になりやすく、こうした季節ならではの切り口も発信ネタになります。専門的になりすぎず、日常生活に絡めた話題として紹介することで、患者様にも身近に感じてもらいやすくなります。
暑さで飲食が不規則になりやすい夏は、虫歯や口臭に関する話題が読者の関心を集めやすい時期です。マスクを外す機会が増える時期でもあるため、口元の印象への関心が高まりやすいのも夏の特徴です。
年末に向けて、自由診療(ホワイトニングや矯正など)を検討し始める方が増える傾向があります。じっくり検討する時間が取りやすい時期でもあるため、症例紹介などのコンテンツを充実させるとよいでしょう。以前お伝えした自由診療の集患の考え方とあわせて、この時期に向けた情報発信を計画的に準備しておくと効果的です。
年末年始は休診日の案内が特に重要になる時期です。休診日や診療時間の変更は、早めに、かつ分かりやすく発信しておくことをおすすめします。ホームページ、Googleビジネスプロフィール、SNSなど、複数の接点で同じ情報を発信しておくことで、患者様がどこから確認しても正確な情報にたどり着けるようになります。
③年間を通じて変えなくていいこと

基本情報の正確さ
診療時間や休診日といった基本情報は、季節に関わらず常に正確であることが求められます。季節ごとの発信に気を取られて、基本情報の更新がおろそかにならないよう注意してください。派手な季節企画に力を入れるあまり、基本的な情報の誤りに気づかない、という本末転倒な状況は避けたいところです。
口コミへの返信・写真の更新
口コミへの返信や、院内写真の更新といった地道な取り組みは、季節を問わず継続すべき基本の施策です。季節ネタはあくまでプラスアルファの工夫と捉えてください。これまでの記事でお伝えしてきた口コミ対応や写真更新といった基本を疎かにしないことが、季節企画の効果を最大限に引き出す前提条件でもあります。
④年間計画を立てるメリット

行き当たりばったりの発信を防げる
あらかじめ季節ごとの発信テーマを大まかに決めておくことで、「今月は何を発信しよう」と毎回悩む負担を減らすことができます。毎回ゼロから考えるのではなく、あらかじめ用意した方向性に沿って肉付けしていく方が、継続的な発信もぐっと楽になります。
繁忙期に合わせた準備ができる
新生活シーズンなど、患者様の関心が高まる時期に向けて、事前にコンテンツやキャンペーンを準備しておくことで、タイミングを逃さず発信できます。繁忙期になってから準備を始めると、日々の診療に追われて後手に回ってしまうことも多いため、早めの準備が鍵になります。
⑤年間計画の立て方

大まかな年間スケジュールを作る
完璧な計画を作る必要はありません。「3月は新生活向け」「7月は夏休み向け」といった大まかな方向性を、年間カレンダーとして書き出しておくだけでも、発信の指針になります。細かい投稿内容まで決めておく必要はなく、月ごとのテーマだけ決めておけば十分機能します。
振り返りながら調整する
実際に発信してみて反応が良かった内容は、翌年も参考にできます。年間計画は一度作って終わりではなく、毎年少しずつ改善していくものだと捉えてください。
季節という視点を取り入れることで、日々の集患施策に自然なリズムが生まれます。無理に新しいことを始めるのではなく、今ある施策に季節の彩りを添えるくらいの気持ちで取り組んでみてください。
DEEMでは、季節ごとの発信テーマも含めた年間の集患計画をご提案しています。「年間を通じた集患計画について相談したい」という方は、お気軽にお問い合わせください。
現在の集客状況を伺い、取り組むべき施策を一緒に整理します。
「新患を増やしたい」「Googleマップからの集客を強化したい」など、医院ごとの課題に合わせてご提案します。

